週刊少年マガジン(2020/03/11発売号)連載の『なれの果ての僕ら』9話のネタバレストーリーと考察についてまとめました。
『なれの果ての僕ら』9話ネタバレストーリー&考察
事件概要
1話の冒頭で事件の概要・被害などが語られています。
首謀者である夢崎みきおは同窓会と称して、四ノ塚小学校元6年2組のクラスメイトたちを呼び集め監禁。
事件発生直後に1名(タカポン)が硫酸による科学熱傷及び呼吸困難により死亡。
その日のうちに更に2名(小清水唯・相沢すみれ)が毒物による中毒死。←9話はココ!
事件2日目。仲間同士で殺し合いを始め、1人が頭部が砕け散り、2人は内蔵が破裂して死亡。
そして首謀者である夢崎みきおも死亡。
その日の夜、2名が投身自殺。死体は全裸で抱き合っていた。
事件3日目。激しい争いが発生し、2名が死亡。
発生から52時間23分後に機動隊の突入をもって解決された。
事件解決までに命を落とした者は計12名
概要では死んだ人数が11人ですが、計12名となっているのは、みきおが事件よりも前に殺害した谷口純太の人数も含まれているからだと思われます。
クラスメイトやその死因に関しては違うページでまとめています。
ネタバレストーリー
前回まで
山口茉莉花の学級裁判を行うことになる。山口は罪を認めるが、いじめた小山内と倉本も裁かれるべきという議論が始まる。
詳細は↓
9話あらすじ
- 山口茉莉花を苛めていた小山内と倉本も裁くべきという結論にいたる。
- 話し合いの結果、山口は片腕片足の骨を砕く、小山内と倉本は両手の指一本を砕くという罰則が下る
- 刑を執行する人物として、学級裁判を提案した梶原を指名する。
考察
いじめられる方は忘れない
作品の大きなテーマにはイジメがあります。
そして序盤である9話時点では、苛められる方は忘れずにいじめた側は罪の意識など忘れてしまっているという乖離に注目しています。
みきおが人間の善悪を確かめるために始めた今回の立てこもりですが、この部分が関わってきそうです。
つまりこのクラスにはみんなが些細なこととして忘れてしまったものの、罪深い何かがあったと思われます。
学級裁判でのみきおの狙い
学級裁判を行ったみきおの狙いは、クラスメイトの手ずから断罪を行わせることにありました。
話し合いでは強気だった人間も実際に行うには大きな覚悟が必要になります。
この行動によって、タガが外れていき、結果的に殺し合いに繋がるということなのでしょう。
10話も楽しみですね。