『虚構推理・雪女のジレンマ④』第33話雪女編事件概要・疑問点を考察

サスペンス・ミステリー
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「虚構推理」第33話にて『雪女のジレンマ編』が完結しました。そこで雪女編の事件概要・犯人・犯行動機などを分かりやすくまとめました。すっきりしなかった人のためにも考察したいと思います。

『虚構推理・雪女のジレンマ』事件概要

主な登場人物

・室井昌幸

大学時代の友人、妻、同僚に裏切られたことで人間不信になっている。

・雪女

昌幸を大学時代に助けたことがあり、人間不信になった昌幸と再開して親しい仲になる。

・美春

昌幸の元妻。昌幸を殺して不倫相手と生活するつもりだったが失敗。その後殺害される。

・飯塚渚

昌幸の後輩。美春が殺害された日に電話していた相手。

昌幸に起きた出来事(時系列)

昌幸が大学時代に友人に殺されてかけて雪女に救われてから起こった様々な悲劇です。

21歳⇒友人に殺されかけ、雪女に救われる

22歳⇒大学卒業と同時に起業

24歳⇒昌幸を殺そうとした友人が交通事故で死ぬ

29歳⇒結婚

31歳の6月⇒離婚(妻の浮気と殺されかけたことが原因)

翌年2月⇒裏切りにあい会社を吸収合併される

32歳の5月⇒学生時代に雪女と出会った山の麓に引越し、雪女と再開

同9月4日⇒雪女とショッピングモールで買い物をしていたのを防犯カメラが映してた。

同9月12日⇒元妻・美春が殺害される。昌幸はその時刻雪女と天ぷらを食べていた。また昌幸は会社の元後輩である飯塚渚に電話をして「後のことは頼む」と伝えていた。

同9月25日⇒警察が訪れ、妻殺害容疑の容疑者にされる。

同10月4日⇒琴子登場

元妻殺害事件の内容

最終話で判明した状況も踏まえて、元妻・美春が飯塚渚によって殺害されたときの内容をまとめました。

美春は隣の県(昌幸宅から車で3時間)で生花店に勤務していた。

飯塚渚は昌幸に電話をしてアリバイが無いことを確認すると偶然を装って生花店を訪れ「昌幸が美春と復縁したいと思っている」と話しかける。

美春は昌幸を殺害しようとした過去などからひと気の無い場所(河川敷)に移動して話を聞くことに。(午後7時半)

飯塚渚は河川敷で美春を殺害。

最初は後ろからハンマーで殴り、その後抵抗し防御したものの、頭部を繰り返し殴り死亡。凶器は発見されていないので持ち帰ったもよう。

犯行後に手のひらの「マサユ」という文字を書いた。書いたであろうペンは発見さていないので持ち帰った

殺害動機

飯塚渚は昌幸のことを愛していた。

飯塚渚は、昌幸がいつかは社会復帰して戻って来てくれると思っていましたが、いっこうに田舎から出てくる様子がない。

痺れを切らした飯塚渚は元妻である美春を殺害し、その容疑を昌幸に向けることで自分を頼ってくれるように仕向けた。

つまり殺す相手は昌幸が疑われるような相手だったら誰でも良かった。

昌幸は女難の人生ということですね・・・。

考察(スッキリしない人へ)

このサイトでは雪女が犯人だと考察し続けてきましたが、見事に外れてしまいました!(´・ω・`)

言い訳になってしまいますが、雪女編はスッキリしない点がいくつかあります。

正直雪女が犯人の方が物語としてはスッキリします。でも雪女人気が高まり過ぎたので犯人を急遽変更したのでは?とすら思えてきます。

ですが様々な疑問点に関して独自に解釈して自分なりには納得出来たのでお付き合いください。

ちなみにこのサイトで行ってきた考察はこちらです。

 

疑問点

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美春が昌幸を殺害しようとしたときに偶然助かった理由

美春はいつも飲んでいる栄養ドリンクに睡眠薬を混入させ、昌幸が高速道路に乗っている最中に効果が出て事故死に見せかけて殺そうとしていました。

しかし昌幸が睡眠薬入り栄養ドリンクを飲んでいるときに会社から電話があったこと、打ち合わせ先が空き巣に入られ延期になり高速道路に乗らなかったことなどの偶然があったので死なずに済みました。

理由考察
本当に偶然だった

大学時代の友人がその後死亡した理由

大学時代に昌幸を雪山で殺そうとした友人がその2年後に死んでいます。

理由考察
本当に偶然の事故死

昌幸を社会復帰させて雪女とくっつけた理由

琴子は昌幸が犯人だと嘘の推理をして、雪女と昌幸の関係をより深く結びつけます。

琴子にとっては昌幸が人間不信のままでいようとも、別にどうでも良いはずです。スリーピング・マーダーのときは人間同士のいざこざには興味無いといった素振りを見せていましたし。

ですが、琴子は昌幸に対して様々な深慮を行っているのが疑問でした。

理由考察
琴子は人の恋愛に対しては寛大なので、雪女と昌幸の未来のために昌幸を立ち直らせようとした

昌幸が殺害容疑から外れた理由

琴子は昌幸が犯人だった場合、美春は告発文のことを言い残すはずなので美春宅を家探しするなり、犯行動機が怨恨とならないように強盗や強姦を偽装するはずであり、それらの細工がしていなかったので昌幸が容疑から外れたと推理していますが、疑問が残ります。

昌幸が美春をいきなり後ろから殴り抵抗出来なくなった状態にして車に詰め込んで河川敷に移動。そこでさらに殴り殺したら、美春は自宅に告発文があることを昌幸に伝えることができず、琴子の推理は破綻します。

理由考察
琴子が幽霊を使って警察内部の情報を盗み出したのでそういうことです。

これらのことからちゃんと読んでいる人はスッキリしないと感じている人も多いのではないでしょうか。

スッキリしないのは琴子の主観だから

スッキリしない人は今回の推理が琴子の主観情報のみで語られているからモヤモヤしているのではないですか?

飯塚渚の動機も犯行も全て琴子の主観で予測されているだけで、逮捕もされていないし自供もしていない。警察が確固たる証拠を持っているわけでは無いです。

琴子は幽霊から得た情報を元に推測で埋めているだけなのです。

幽霊から集めた確定情報がこちら

・犯人は飯塚渚で昌幸に容疑を見せる偽装をしていた。

・昌幸は警察の容疑から外れている。

この情報に雪女と昌幸から聞いた情報を組み合わせて、推測を肉付けしたのが今回の推理です。だから疑問点は残りますが、犯人がわかっているので疑問点などどうでも良いのです。

ここで思い出して欲しいのは「虚構推理」は推理漫画では無いという前提です。虚構の推理なのです。

それは大蛇編やマンションで起こった連続自殺事件でも披露されています。

琴子は確定している情報を元に、相手が納得する状態へと導いているだけなのです。

そして今回の雪女のジレンマにおいて、琴子が虚構の推理を披露した相手は読者だったということです。確定した情報を元に読者を納得させたということです。

もっといえば、犯人は幽霊という目撃情報によって確定しているのだから細かいことは気にするなということでもあります。

今回の虚構の推理は昌幸を犯人だと推理して雪女との絆を深めることに思えましたが、実は読者に対して行っていた。

 

って考えてみたらちょっとはスッキリしましたか?スッキリしないかぁ・・・?

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