マガポケ(2021/5/26更新)で連載の『なれの果ての僕ら』68話のネタバレストーリーをまとめて考察しました。みきおの本当の狙い、実験の意味とは
『なれの果ての僕ら』68話ネタバレストーリー&考察
事件概要
1話の冒頭で事件の概要・被害などが語られています。
首謀者である夢崎みきおは同窓会と称して、四ノ塚小学校元6年2組のクラスメイトたちを呼び集め監禁。
事件発生直後に1名(タカポン)が硫酸による科学熱傷及び呼吸困難により死亡。
その日のうちに更に2名(小清水唯・相沢すみれ)が毒物による中毒死。
事件2日目。仲間同士で殺し合いを始め、1人(坂本)が頭部が砕け散り、
2人(桐嶋未来)は内蔵が破裂して死亡。
そして首謀者である夢崎みきおも死亡。
その日の夜、2名(石井礼夏・長谷部弘二)が投身自殺。死体は全裸で抱き合っていた。
事件3日目。激しい争いが発生し、2名が死亡(夢崎亜夜子)。←68話はココ!
発生から52時間23分後に機動隊の突入をもって解決された。
事件解決までに命を落とした者は計12名
概要では死んだ人数が11人ですが、計12名となっているのは、みきおが事件よりも前に殺害した谷口純太の人数も含まれているからだと思われます。
クラスメイトやその死因に関しては違うページでまとめています。
ネタバレストーリー
前回あらすじ
亜夜子(みきお母)が学校に潜入して実験を乗っ取ろうとするが、その瞬間にネズによって撃たれる
詳細は↓
68話あらすじ
- 及川が亜夜子(みきお母)から銃を奪おうとして足を撃たれる
- 拳銃は先生の元へ
- ネズは葉月を撃つ気はない
- みきおは遺書のビデオレターを用意していた
- みきおの本当の実験は「幼少期に植え付けられた感情から人は解き放たれるのか?」であった。
みきおが遺書を用意したタイミング
この遺書はネズがしょーやんによって殴られて気絶しているタイミングで撮っています。
話数で言うと30話のタイミングということになります。
屋上でしょーやんがみきおを気絶させる⇒未来がしょーやんによって殺された(と偽装)⇒みきおがしょーやんを惨殺⇒遺書を撮影⇒ネズの善性を問うために殺されようとする⇒王様実験
という流れです。
みきおの実験の狙い
みきおの実験の本当の狙いはネズの善性を問うのではなく 「幼少期に植え付けられた感情から人は解き放たれるのか?」 でした。
この実験はみきおが母親の呪縛から解き放たれることができるのかをネズを使って実験したということでしょう。
しかしネズは幼少期に植え付けられた『善性』という感情から解き放たれることは出来ず、みきおを殺すことが出来なかった。
みきおは38話「神曲」で儚い表情を浮かべています。この表情は実験が失敗した=解き放たれることが出来なかったことの憂いだったのでしょう。
そしてみきおが未来によって殺されたとき、なぜか笑っていた理由は、死ぬことによって母親の呪縛から解放される喜びといったところでしょうか。