週刊少年マガジン(2020/01/15発売号)連載の『なれの果ての僕ら』1話のネタバレストーリーと考察についてまとめました。
『なれの果ての僕ら』1話ネタバレストーリー&考察
2020年1月15日発売の週刊少年マガジンで連載を開始された「なれの果ての僕ら」ですが、1話ですでに濃厚なサスペンス感が漂うストーリーとなっています。
作者は「骨が腐るまで」の内海八重さん。
「骨が腐るまで」も濃厚な話でしたので、新連載も期待したいです。
それではネタバレありで、1話の事件概要・考察をしてみたいと思います。
事件概要
1話の冒頭で事件の概要・被害などが語られています。
首謀者である夢崎みきおは同窓会と称して、四ノ塚小学校元6年2組のクラスメイトたちを呼び集め監禁。
事件発生直後に1名が硫酸による科学熱傷及び呼吸困難により死亡。
その日のうちに更に2名が毒物による中毒死。
事件2日目。仲間同士で殺し合いを始め、1人が頭部が砕け散り、2人は内蔵が破裂して死亡。
そして首謀者である夢崎みきおも死亡。
その日の夜、2名が投身自殺。死体は全裸で抱き合っていた。
事件3日目。激しい争いが発生し、2名が死亡。
発生から52時間23分後に機動隊の突入をもって解決された。
事件解決までに命を落とした者は計12名
概要では死んだ人数が11人ですが、計12名となっているのは、みきおが事件よりも前に殺害した谷口純太の人数も含まれているからだと思われます。
クラスメイトやその死因に関しては違うページでまとめています。
1話ストーリー
- 夢崎みきおによって、小学生時代の同級生が同窓会として集められる。
- みきおが谷口純太殺害してバラバラにしていたことが判明、教室はパニックに。
- 逃げようとしたタカポンが、みきおが逃亡防止のために仕掛けた硫酸によるトラップで死亡
- 毒入りシロップリレーという実験を開始する。
考察
死亡した人物
谷口純太
同窓会を阻止しようとしたため、事前にみきおによって殺されていた。
タカポン
逃げ出そうとして、硫酸トラップにより死亡。
谷口純太は同窓会の目的を知っていた可能性があるので、後々キーマンになってきそうですね。
みきおの目的は?
1話では
・「人の善は極限状態でどこまで耐えられるか」を試してみたくなった
・こうなった責任は君たち(クラスメイト)にはなく、僕は誰も恨んでいない
・3日間の実験が終われば開放するし、自首もする。
と述べています。
が、これをそのまま鵜呑みにするのは危険な気がします。これからもっと明らかになっていくのではないでしょうか。
毒物リレー
1回目に毒を飲んだ人は次にみきおに指定された人物が毒を飲むことで、みきおから解毒剤が渡され助かる。2回目も同じく新たな人物が毒を飲むことで助かることができるというリレー方式。
制限時間は10分で、7回行われる。
1回目は溝口が指名された。
概要によると、この毒リレーにて2名が死ぬようです。
このリレーだと7人目以外は助かりそうな気がしますが、2名が死ぬということは、指名された人物が毒物を飲まず、一度リレー失敗して前の人が死亡と考えられます。
それでもリレーは続いて最終的に最後の1人が死亡するという流れになりそうな気がします。
気になった点
・ヒロインである未来がネズとの交際を隠した理由
主人公のネズ(真田透)と恋人である桐嶋未来ですが、同窓会に一緒に行こうとすると断られ「付き合ってるのは内緒にした方がいいんじゃない?」と言われます。
これは単純に恥ずかしいから隠したいとも取れますが、交際の事実がバレるとまずいことが起こるという意味合いにも取れるので、今後何らかの意味が生まれてきそうです。
・ネズとみきおの関係
監禁首謀者である夢崎みきおはネズのことを特別扱いしていました。「それは多分…」と理由を話しそうなところで遮られてしまいましたが、この関係性は気になるところです。
恨んでいるのか慕っているのか。
・谷口純太が死んだ要因
みきおは谷口が同窓会を妨害しようとしたので殺したと証言していますが、谷口がそのことをどうやって知ったのかが気になります。
また、漫画の余白部分に登場人物のプロフィールが書かれているのですが、1話では主人公のネズ、ヒロインの未来、首謀者であるみきお、そして谷口のプロフィールだけが書かれています。
1話で死亡したタカポンは本名すら分からず!
ちょっと捻って考えると、谷口純太が何らかの要因で死亡(他殺・自殺・事故死を含む)したことによって、みきおが今回の監禁計画を実行するに至ったというように考えることもできますね。
なかなか濃厚な新連載が始まったので、考察していきたいと思います!