著安藤なつみ「私たちはどうかしている」13巻(2020/08/12発売)のストーリーと考察をネタバレありでまとめました。
『私たちはどうかしている』13巻ストーリー&考察
浜辺美波さんと横浜流星さんでドラマ化される漫画「私たちははどうかしている」最新刊が発売されたので、まとめます。
ストーリー
- 高月椿が光月庵に戻ってきて、職人として働くことに。
- 長谷由香莉は多喜川と体の関係があったが、多喜川は七桜のことを本気に好きになったからもうしないと断る。
- 多喜川が七桜が働いていた和菓子屋に嫌がらせメールを送った人物だった。(七桜に光月庵を乗っ取らせるために)
- 18年前の事件に関してもっと探ろうとし始める。
- 七桜が多喜川に会って真相を確かめようとしたとき、由香莉に階段から突き落とされる。
由香莉⇒多喜川⇒七桜という関係から、由香莉は七桜を恨んでしまったわけで、またしてもドロドロした展開です。
13巻で判明した事実は、 「花岡七桜の母親は人殺しです」とメールを送っていたのは多喜川だった ということです。そして 椿の実の父親は多喜川の父 だというのもほぼ確定となりました。
考察 高月樹殺害の犯人は?
13巻で明らかになったのは、樹が殺害された日に七桜は庭に佇む女将さん(今日子)を見たことです。
ただし椿はその時間に今日子と一緒に朝まで寝ていたという記憶があり、矛盾することに。
ここで気になるのが椿の記憶で、 母今日子の後ろ姿しか記憶にないという点 です。
作中で七桜は今日子が誰かに頼んで殺害させた、その相手は今日子の浮気相手で椿の実の父親である多喜川(父)だと予想されていましたが、椿と一緒に寝ていた方の人物に誰か代役を立てたということも考えられます。
なんにせよ、今のところ容疑者として1番怪しいのは今日子でしょうね。
考察 多喜川薫が鷺娘を踊った理由
多喜川が日本舞踊名取の席に七桜を招待し鷺娘を舞いました。
鷺娘とは一羽の鷺が町娘になって恋をするものの、人間との恋に悩み苦しみ最後は恨みの心を抱いて力尽きるという物語です。
最初は鷺娘は七桜の母親である百合子のことを表しており、高月樹の殺害動機に関係があるかと思いましたが、これは多喜川薫の母親のことだったようです。
多喜川の母親は夫が女将・今日子とした浮気によって壊れてしまい絶望の中死んでいった。そんな母親を表した舞だったのでしょう。
13巻ではまだ真犯人を特定することはできませんでした。