週刊少年マガジン(2020/03/25発売号)連載の『なれの果ての僕ら』11話のネタバレストーリーと考察についてまとめました。それぞれの部屋の配置もまとめました。
『なれの果ての僕ら』11話ネタバレストーリー&考察
事件概要
1話の冒頭で事件の概要・被害などが語られています。
首謀者である夢崎みきおは同窓会と称して、四ノ塚小学校元6年2組のクラスメイトたちを呼び集め監禁。
事件発生直後に1名(タカポン)が硫酸による科学熱傷及び呼吸困難により死亡。
その日のうちに更に2名(小清水唯・相沢すみれ)が毒物による中毒死。←11話はココ!
事件2日目。仲間同士で殺し合いを始め、1人が頭部が砕け散り、2人は内蔵が破裂して死亡。
そして首謀者である夢崎みきおも死亡。
その日の夜、2名が投身自殺。死体は全裸で抱き合っていた。
事件3日目。激しい争いが発生し、2名が死亡。
発生から52時間23分後に機動隊の突入をもって解決された。
事件解決までに命を落とした者は計12名
概要では死んだ人数が11人ですが、計12名となっているのは、みきおが事件よりも前に殺害した谷口純太の人数も含まれているからだと思われます。
クラスメイトやその死因に関しては違うページでまとめています。
ネタバレストーリー
前回まで
学級裁判によって梶原が刑罰を執行するが躊躇っていたのでネズが乱入。怒ったみきおがネズを止め、何かを囁いた。
詳細は↓

11話あらすじ
- 気絶したネズが目を覚ますと夜になっていた。
- みきおによってクラスは班分けされ、就寝時間までをグループで過ごすことに。
- 月岡が実験後に事情聴取を受けており「ただのスタンフォード監獄実験じゃなかった」と発言。
班分けレクリエーションのルール、各班のメンバー、スタンフォード監獄実験に関してはは考察にてまとめました。
考察
班分け(レクリエーションタイム)
ルール
・みきおが決めた班に別れてそれぞれが教室で就寝時間まで過ごす。
・各班それぞれがリーダーと副リーダーを自分たちで決める。
・誰かが問題を起こそうとしたらリーダーと副リーダーが対処すること。
・仲良くできなかったらグループは連帯責任でペナルティを負う。
各部屋のメンバー
6-2組
・月岡小紅 リーダー
・長谷部弘 副リーダー
・雨宮鈴子
委員長(橘)に苛められていた。
・しょーやん
人気ウィーチューバー。山口を脅して襲おうとした。
・坂本
・石井
6-3組
・真田透(ネズ) リーダー
・桜庭先生 副リーダー
・桐嶋未来
・犬飼
・安藤
6-4組
・橘公平(委員長)リーダー
雨宮をいじめていたことを毒物リレーで暴露される。
・梶原絃 副リーダー
学級裁判を提案した人物
・倉本由美
相沢、小山内と一緒に山口茉莉花をいじめていた。
・黒田大輝
毒物リレーのときに雨宮と、おそらくエッチなことをした。
・山口茉莉花
相沢、倉本、小山内に苛められていた過去があり、毒物で相沢を殺害。
・及川
5-1組
・早乙女 リーダー
あだ名はえのきだったが、中学で空手部に入って屈強になった。
・葉月 副リーダー
・水野カイト
・小山内彩
相沢、倉本と一緒に山口茉莉花をいじめていた。
・溝口隼也人
毒物リレー1人目に指定された。ヘタレ
スタンフォード監獄実験とは
月岡小紅がこのグループ分けをみて「スタンフォード監獄実験」を例に出しました。
普通の人が特殊な肩書きや地位を与えられると、その役割に合わせて行動してしまうことを証明しようとした実験です。
健康な21人の被験者の内、11人を看守役に、10人を受刑者役にグループ分けし、それぞれの役割を実際の刑務所に近い設備を作って演じさせた結果、時間が経つに連れ、看守役の被験者はより看守らしく、受刑者役の被験者はより受刑者らしい行動をとるようになり、看守役が自発的に受刑者役に体罰を行うようになったとされています。
ただし、最近ではこの実験内容を覆す証明がいくつも出てきています。
「なれの果ての僕ら」に当てはめると、看守役はリーダーと副リーダーで、受刑者役がその他のメンバーということでしょう。
ただしみきおはこれに対して50点と評価。月岡も後日「ただのスタンフォード監獄実験じゃなかった」と言っていることから班分けに大きな仕掛けが残されていると思われます。
12話を楽しみに待ちましょう!
