原作・城平京、漫画・片瀬茶柴「虚構推理」30話(2019/12/06発売月刊マガジン連載)のあらすじをネタバレありで考察してみました。
『虚構推理・雪女のジレンマ』第30話のネタバレストーリー&考察
「絶園のテンペスト」などで知られる城平京さんが原作の推理漫画『虚構推理』
月刊マガジンに移籍した初回は雪女編です。
そのストーリーとそれを元にした考察をまとめました。
ネタバレストーリー
自己紹介
主人公である岩永琴子(20)と桜川九郎(25)の関係性がわかる自己紹介的な展開から、山岳に住む雪女からの相談が届いたということから始まりました。
11年前
雪山登山中に友人・隼人に落とされて滑落した青年・昌幸は雪女と出会う。
その雪女は小泉八雲の小説『雪女』を出し高説をたれながらも昌幸の持ち金半分を代償に救出。その際に「親兄弟、妻子にすら漏らすな。もし一言でも人に漏らせばどこにいようと確実に殺してやる」と言い残す。
昌幸は雪女の助けもあり警察に駆け込み、自分を落としたのが隼人だと証言し逮捕される。
隼人は自分の好きだった女性・佐藤さんが昌幸に片思いしていたのを知っていて昌幸を殺せば自分のものにできると考えて犯行に至った。
昌幸の略歴
隼人から示談金を貰った昌幸は大学を卒業後に起業。ビジネスの発想はなかったが、職人気質の人間と手を組んで成功を納める。
29歳の時に結婚するも愛人を作られころされかける
31歳の6月に離婚。
翌年2月に仲間の裏切りにあって、起業した会社は大会社に吸収合併される。
人間不信に陥り身辺を整理して32歳になった5月の始め雪女とであった山の麓にある一軒家を借りてひとり暮らしを始める。
現在
町でソフトクリームを食べる雪女に再会し交流が始まる。
週に2.3回夜に訪れる雪女と食事をする日々が9月まで続いていた。
その間にはおひいさま(琴子)が知恵の神として存在することやその恋人である九郎が人魚を食べて不死となっていることが説明。
雪女が体の関係を提案するが昌幸は「死人も同然の自分は相手になれる男じゃない」と断る。
事件発覚
9月25日夜に警察が訪れて、昌幸の元妻・原田美春が9月12日に殺害されたことを告げ、最有力容疑者になる。
9月12日は雪女と一緒にいたが、雪女であるがためアリバイの立証にならず、琴子に相談が来たのであった。
考察
時系列
まずは昌幸に起きた出来事を時系列で並べてみましょう。
21歳⇒友人に殺されかけ、雪女に救われる
22歳⇒大学卒業と同時に起業
29歳⇒結婚
31歳の6月⇒離婚(妻の浮気と殺されかけたことが原因)
翌年2月⇒裏切りにあい会社を吸収合併される
32歳の5月⇒雪女とであった山の麓に引越し、雪女と出会う
同9月12日⇒元妻・美春が殺害される
同9月25日⇒警察が訪れる
人間関係
昌幸の人間関係です。
人間不信と強面の面相も手伝い、町の住人たちからは避けられている。
たった一人だけ、かつての仲間と連絡を取り合っている。
そして週に2.3回訪れる雪女。
今後の予想
今後の予想ですが。
予想① まったく別人をアリバイ証人として用意する。
予想② 妻殺しの真犯人を見つける。
予想③ 昌幸が妻を殺したアリバイトリックを解き明かす。
といったところでしょうか。とはいえ、まだ情報が少なすぎるので次話に期待しましょう!
次話のネタバレストーリー&考察はこちらです。